「認知症になったとしても、今までと同じように生きていきたい」
不安の中にいる認知症の方やご家族の力になりたい。そんな想いを形にしてみました
認知症の方が、一般の方に混ざって集団行動をするとき、他の方に物忘れを指摘されたり、出された課題が失敗したり、それらによる羞恥心などで症状が悪化してしまうことがあります。
認知症の方ができることを見つけながら、笑いあって過ごせる空間として「マイホーム矢田山さんち」が2005年に開設に開設されました。
<矢田山さんちの特徴>
●「できること」へのアプローチ
できない部分にアプローチはしません。1人ひとりが持っている能力を、矢田山さんち独自のアセスメント方法で検討していきます。
「できること」「好きなこと」「したいこと」に着目し、本人の持っている能力、意欲、希望、嗜好などの強みにアップローチするケアを行っています。それにより、不安を解消し、失くした自信を取り戻し、精神的に安定して過ごしていけることを目指しています。
●家族への支援
認知症の方のケアでは、ご家族への支援も欠かせないものと私達は考えています。
「認知症の人とともにどう生きて行くか」。認知症になったご本人だけではなく、介護するご家族も不安や困惑を抱えています。
矢田山さんちではご家族とも積極的に関わりを持ち、ご家族が介護で孤立しないよう日常生活の様子、家族が不安なことはないかなどコミュニケーションを取ることを心掛け、ケアマネージャーとも連携をとりあっています。
●一般のデイサービスとの違い
利用者は1日12名以下と法律で定められていますので、1人ひとりに合わせたサービスが受けることができます。 また、認知症に精通したスタッフが勤務しています。認知症に関する高度で専門的な知識を有しているだけでなく、認知症特有の症状に合わせたケアを受けることができます。
<修了研修>
・認知症対応型サービス事業管理者研修1名
・認知症介護実践リーダー研修1名
・認知症介護実践研修修了者3名
●マイホーム矢田山さんちの職員の想い
①ご利用された皆様が今日1日の出来事を思い出せなくても「今日は楽しかったね」という雰囲気を持って帰っていただけるように努めます
②日々の活動の中に身体機能の維持と精神機能の維持を目標として様々な活動に取り組みます
③皆様の人生でもっとも大切なこの 時を職員一同力を合わせて共に笑顔で過ごしていきたいと思います
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外観
令和4年2月に新しく完成し、移転しました。
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正面玄関
正面の扉は、毎月季節に応じたシールをデザインして貼り、利用者の方が車から降りた時に季節を感じられるようにしています
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テラス
テラスは玄関へとつながっており、ひとり歩きを好まれる高齢者の方でも、動きを止めることなく歩くことができます
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昼食
メニューは、その日の朝に利用者と職員で話し合って決め、調理員に作ってもらっています。年3回(新年、創立記念、敬老の日)、外食をしていただいています。
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静養室
体力に不安のある方は、静養室で休みながら過ごしていただくこともできます。また、感情の不安定な方に対し職員が1対1でゆっくりかかわる部屋としても利用しています。
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レクリエーション室
職員や利用者同士の談話、レクリエーションなども行います。利用者の症状に合わせて、隣の部屋も利用しながら臨機応変に対応しています
住所 | 奈良県大和郡山市小泉町2882-1 |
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TEL | 0743-54-7336 |